さて、そうした流れの中、人々の耳目が集まると必ず「それをお金に変えられないか」と考える人が出てきます。
特に、2003年に始まったGoogleアドセンスは、ブロガーがトラフィックを集めると、それを自動的jに収益に変えてくれる素晴らしいツールでした。
アドセンスは、PC時代に一度大きく広まりましたが、iPhoneと共に、2010年頃に再度、爆発的に広まりまったのです。
また、「アフィリエイト広告」という、成果報酬型の広告も勢いを増しました。自分自身のブログに広告を貼り付けて稼ぐことができるようになったのです。
これは恐ろしく画期的だったと思います。
なにせ、その頃は「会社員が、会社以外から収入を得る」なんてことは、殆どなかったのですから。
終身雇用制度の崩壊と相まって、先行きに不安を覚えた、特に若者たちが大勢、「ブログで稼ぐ」に参入しました。
中には、一部の先行していたブロガーに「月に100万稼げる!」などといった文言で煽られ、会社を辞めたり、地方に移住する人まで現れました。
そうして、地方のおじいちゃん、おばあちゃんまで「ブログ」という言葉を知ったのです。
ところが2016年末、そのブームは唐突に終りを迎えます。
welq問題、要するに今で言う「フェイクニュース」の問題です。
「WELQ」とは、当時、株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)が運営していたヘルスケア情報キュレーションサイト。いわゆる、まとめサイトです。圧倒的な情報量が特徴で、医療情報を検索すれば必ず検索上位に表示される人気サイトでもありました。
しかし、2016年末にWELQが不正確な医療情報記事を大量に公開していたことが発覚します。「ブラックシードという健康食品はあらゆる病を治す」であったり「肩こりが酷いのは霊のせい」など、医学的根拠の無い低品質な記事が次々と暴かれ、SNS上で話題となりました。キュレーションサイトで大量に公開されていた記事のほとんどが、医療に関して素人のライターが書いたものだったのです。
医療情報は人の命に関わります。その医療情報に対する不誠実なメディア運営は、大きな批判を浴びることとなり、ネットにある医療情報の信頼性を揺るがす一大事件となりました。この騒動を受けて、運営元であるDeNAはサイトを閉鎖しています。
「とにかく耳目を集めれば金になる」という事がわかったwelqは、Googleの検索ロジックに対してハッキングを仕掛けたと言って良いでしょう。
そして、彼らはwebから追放されました。
この事件、一見「サイトの閉鎖」で一件落着に見えますが、波及効果がありました。
それは、有象無象の大勢のブロガーたちへの影響です。
Googleによるwelq問題を受けての、検索結果表示ロジックの変更は「権威性」の重みが増し、次第に「大手企業」の所有するサイトを優先的に表示するようになりました。
いままで大手を抑えて、検索上位にいた個人のブログは、これによってほとんど消滅しました。
その結果、アドセンスでも、アフィリエイトでも「ブログで稼ぐ」が極めて困難になってしまった人が大勢出ました。
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「検索エンジンをハックして、稼ぎましょう」が通用しなくなったのです。
結果、2016年当時からわずか2年程度で、「ブログで稼いで、自由を手に入れる」と張り切っていた若者たちは、霧散してしまいました。
ついにブログは「稼げるツール」ではなくなってしまいました。
では、彼らは一体どこに行ったのでしょう。
それは、Youtubeです。
現在、「個人で稼げる」ネタの最前線は、Youtubeを始めとした、動画メディア上に存在します。
私が知る限り、イケダハヤトさんは、このような嗅覚がたいへん鋭い人の一人ですが、彼はいま、Youtubeを勧めています。おそらく、それは間違っていないでしょう。
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Youtubeは「動画」「非言語」という特性上、ブログに比べて、遥かに視聴者の裾野を広く取れます。
それはすなわち「マーケットが大きい」を意味しますから、ブログよりも大きく稼げるのは納得です。
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とんでもない。
確かに、ブログは「個人の稼ぐツール」ではなくなりました。
が、ブログは「企業の集客ツール」としては依然として有効です。
むしろ「個人」の力が弱まった結果、企業にとっては非常に使いやすい物となってきています。
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それは「BtoBビジネス」と「高額商品の販売」を行う会社です。
それは「文字」が「動画」に勝てる領域があるからです。
「情報の圧縮率が高いこと」と「ロジックを伝えること」です。
文字は「より知的」な人々に対しての訴求力がある
単純に言えば「動画」と「文字」を比較すると、単位時間に取得できる情報の量が、圧倒的に文字のほうが多い、ということです。
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これが、文字の大きな利点です。
これは時間に追われている企業担当者と、高額商品を買うことのできる「富裕層」に向いています。
要するに文字メディアは言ってしまえば「より知的」な人々に対しての訴求力があるということです。
また、そもそも知的な人たちは、テレビやYoutubeをダラダラ見たりしません。
見るとしてもOffの時間に気晴らしに見る程度で、仕事で動画をダラ見るすることはありません。
これが現在でもなお、企業向け(BtoB)・富裕層向け(高額)商材は、文字メディアで集客すべき理由の一つです。
また、文字はロジックを伝えることが得意です。
例えば、F=ma というニュートンの運動方程式ですが、これを文字抜きに「感覚で」正確に説明するのは、恐ろしく難しいでしょう。
同様に、コンセプトやメリットと言った、ロジックを伝えることが必要な事案は、その伝達に文字を必要とします。
つまり、購入に、何らかのロジックや能書きが必要なものは「ブログ」の活用が効果的だと言えます。
事例:アレックス・モールトン自転車
一つの例を挙げましょう。
この自転車、さぞかし性能が良いのだろう、と思う方もいるかも知れませんが、実際にはモールトンは小径車であり、ロードバイクのほうが遥かに性能は良いです。
じゃあ、この自転車誰が買うんだよ、と思う人も多いでしょう。
実は、自転車としては破格の高額商品ですが、開発のコンセプトを読むと、イメージが変わるかもしれません。
モールトン自転車は、ダイヤモンドフレームで大口径ホイールという昔からの自転車設計概念への挑戦とそれを改良をしようとする決意から生まれました。
いろいろな条件を厳密に想定した状態で、250回を超えるダイナモメーターを使用した走行テストが繰り返された。テストの結果全てのスピードレンジにおいて、モールトン自転車は通常の自転車より、パワーロス、加速度性能においてその優位性を立証できた。
高圧タイヤは「ころがり抵抗」を少なくし、小径ホイールは「空気抵抗」を少なくする。すなわち少ない力でより速く走ることができる高圧タイヤと小径ホイールの採用は、最初からモールトン自転車の設計にとって欠くことのできないことでした。
こうした「能書き」は、お金持ちで、ちょっと変わった自転車がほしい、という方々の購入意欲を刺激します。
しかし、「動画でもいいんじゃない?」という方もいるでしょう。
では、動画をご紹介します。
ご覧になりましたか?
たった4分半の動画ですが、最後までご覧になりましたでしょうか?
私は途中で挫折しました。
「結論から教えてくれよ」という気持ちになったからです。
これが2万円くらいの価格であれば、「感覚」だけで買うことができます。
しかし、モールトン自転車のような高額商品の場合、ややこしい「説得」が必要とされる場合、ブランドの背景を説明しなければならない場合、文字は極めて効果的です。
今はライターへの需要の「転換期」
逆に、さしたる理由のないもの、動機を説明する必要がないもの、「なんとなく」買えるものは、Youtubeの動画やInstagramの写真には叶いません。
逆に、「読むのが面倒くさい」からです。
シャンプーや日用品、買うのにわざわざ考えたくないものは、非常にたくさんあります。そうした商材の場合は、「イメージで押す」というやり方がきわめて効果的でしょう。
そのような領域では、「ライター」ではなく「Youtuber」「Instagramer」もしくは「芸能人」への需要があります。
したがって、ブロガー、ライターは「まともに稼ぐ」のであれば、「個人で、広告で稼ぐ」から、「企業のマーケティングを手伝うことによって稼ぐ」への転換期点に立っていると認識する必要が有ります。
それはまさに、企業向け(BtoB)、および富裕層向け(高額)商材のマーケティング領域にあるのです。
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